F1 第7戦 カナダGP
BMWのロバート・クビサが
F1初優勝を達成しました!
昨年のカナダで大クラッシュを喫したクビサだけに
この優勝の喜びは格別なものだったことでしょう。
これでチャンピオンシップ争いでも
一気にトップに踊り出ました。
ポーランド人初優勝とのことで
ポーランドのF1ファンは
物凄く盛り上がって喜んでいるでしょうね。
日本人初優勝を待ち望む
我々日本のF1ファンには
ポーランドのファンが喜んでいる様子が
見なくても見えてくる気がします。
BMWザウバーとしても初優勝ということで
しかもワンツーでチームとしても
最高の瞬間だったことでしょう。
チーム・ディレクターのマリオ・タイセンの
嬉しそうな表情がとても印象的でした。
チームメイトのハイドフェルドが2位に入ったため
BMWのワンツーフィニッシュ。
3位にレッドブル・クルサード。
レース前は全く予想出来なかった表彰台ですね。
表彰台には笑顔が溢れていましたね。
ハイドフェルドだけは微妙な感じでしたけど。
チームメイトでありながらも
すっかり差をつけらてしまったクビサの優勝は
嬉しいよりも、悔しさが勝ち、といったところでしょうか。
過去3年セーフティーカーが導入されているという
そもそもトラブルの多いジル・ビルヌーブ・サーキット。
しかも昨日の予選で傷んだ路面を
急遽再舗装しての決勝。
結果から言うと7台ものリタイアで完走は13台。
モナコよりも完走台数の少ない結果となりました。
レース序盤は
マクラーレン・ハミルトン
BMW・クビサ
フェラーリ・ライコネン
と予選順位通り順当な立ち上がりでした。
ウィリアムズ・ロズベルグが
スタートでルノー・アロンソを抜いて4位浮上。
中嶋一貴も順位を2つ上げて10位。
レースが動いたのは15周目辺り。
フォースインディア・スーティルが
トラブルによりコース脇でストップ。
これによるセーフティーカーの導入が
波乱の幕開けでした。
ここまで着実にリードを広げていた
ハミルトンのリードはこれで消滅。
このことがハミルトンに焦りを生んだのでしょう。
ちょうど各チームの
ピットストップのタイミング手前くらいでの
ピットレーン解除により
各車一斉にピットイン。
ハミルトン、クビサ、ライコネンの
トップ3もこのタイミングで一斉にピットイン。
事件はピットアウトの際に起こりました。
まずライコネンとクビサが
サイド・バイ・サイドでピットレーンの出口へ。
出遅れたハミルトン。
ピットレーンの出口、赤信号で止まっていた
ライコネンとクビサ。
そのライコネンにハミルトンが追突。
後ろから来ていたロズベルグも巻き込まれ、
この間に無傷のクビサがピットアウト。
ロズベルグは一周して再度ピットイン。
なんとかレースに復帰したものの
ライコネンとハミルトンはこの時点でリタイア。
これでレースは一気に予想外の展開へ。
燃料を多く積んでいた各車は
ピットインした上位陣を尻目に
一気にジャンプアップ。
この時点でトップはハイドフェルド
2位にホンダ・バリチェロ
そして3位に中嶋一貴!
この時は燃えましたねぇ。
琢磨のホンダ時代以来の
日本人表彰台の可能性が見えましたからねぇ。
しかも仮に一貴が1ストップなら
ハイドフェルドは2ストップで抜ける。
バリチェロはいまいち調子が悪い。
もしかしたら一貴が優勝なんてことも・・・
と思った人は少なくないのではないでしょうか。
その後、順位は変わらず
一貴も後ろのレッドブル・ウェバーのプレッシャーを受けながらも
なんとか3位を死守したまま
予想通りハイドフェルドがピットイン。
これで一貴は2位に浮上。
バリチェロは相変わらずペースが上がらない。
迎えた一貴のピットイン。
ここでタイヤは今までと同じハード。
1レースでソフトとハードを使わなければいけないという
ルールがあるため
この時点で一貴は2ストップ作戦と判明。
これには私もあっけに取られましたし
解説の片山右京さんも理解できない様子でした。
ここで2ストップでは優勝はおろか
表彰台すら厳しくなるのは目に見えて明らか。
ならば、1ストップで勝負をかけるべきだったのでは・・・
とはいえまだまだ入賞圏内。
しかし、一貴はその後、ホンダ・バトンと接触。
フロントウィングが取れてしまい
せめてそのままピットに戻れていれば
まだ可能性は残されていたでしょうが
不運にも取れたウィングを踏んでしまい
ピットレーン入り口で曲がることが出来ず
ウォールに追突しリタイア。
どのような作戦で2ストップにしたのかはわかりませんが
この積極性にかけるチームの作戦が
後の不運を呼び込んでしまったように思えてなりません。
スポーツというのは不思議と
積極的に攻めていれば運も味方するもの。
タラレバはありませんが
もし1ストップを選択していたら・・・と思ってしまいます。
レースはその後各車ピットストップを終え
トップにクビサ、2位ハイドフェルド、3位アロンソの順。
1ストップのクルサード、トヨタ・グロック、トゥルーリ
ホンダ・バリチェロ、トロロッソ・ベッテルが上位に残る。
ここで意地を見せたのがフェラーリ・マッサ
序盤のセイフティーカー導入で下位に沈んでいたマッサが
マクラーレン・コバライネン、ベッテル、バリチェロを抜き
さらにグロックのミスに引っかかったトゥルーリをも抜き去り
結果5位フィニッシュ。
この展開としては上々の結果を獲得しました。
これでチャンピオンシップ争いで
ライコネンを抜き、ハミルトンと同ポイントの3位。
非常に大きな意味のあるポイントを獲得しました。
一方、マクラーレン・コバライネンは
最後までマシン性能では劣っているベッテルを
捕らえることができず入賞を逃す9位
これはマクラーレンにとっては痛かったですね。
今回の結果でコンストラクターズ・ランキングで
BMWに2位を譲り、フェラーリとの差も広がってしまいました。
今後の争いを考えると1ポイントでも取っておきたかったところ。
今回は荒れた展開の中
トヨタ・グロックが4位、トゥルーリが6位
ホンダ・バリチェロが7位と
日本勢が3台入賞しました。
やはり一貴のリタイアは残念過ぎる結果ですが・・・
しかし、一時とはいえ、優勝の夢を見せてくれたことに感謝しつつ、
次のフランスに期待しましょう。
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